竹からモノ作りシリーズ 第一弾!!
『竹』はみなさんも近所で見かけることは多いんではないでしょうか。
都会にお住いの方はあまり見ないかもしれないですが、私の家の周りにはたくさん生えています。
というか、生い茂っています。ボーボーです。笑
今回はそんな『竹』からペーパーナイフを手作りしたので、手順などを紹介したいと思います。
まず、完成品がこちらになります。
初めて作ったにしては上手く作れたのではないでしょうか。
見事な曲線美。自画自賛^^
自分も作ってみたい!と思った方は、ぜひ作り方など参考にしてみてください。
竹からペーパーナイフを作る時間と道具
制作時間: 3時間
使用した道具:
・のこぎり
・ナタ(斧)
・小刀(彫刻刀)
・サンドペーパー(#240)
・手動ドリル
ナタや斧を持っている人はなかなかいないですね^^;
穴を開けなくてもいいという方はドリルは不要です。
それでは、制作手順を説明していきます。
手順
竹を切る、割る
まずは竹を用意してください^^
私は知人からもらったかなり太い竹がありました。
竹の下準備について詳しくは書きませんが、竹は水分を含んでおり、伐採してから少なくても2~3ヶ月乾燥させないといけません。
乾燥期間の長さは、伐採時期や干し方(天日、室内)によって変わってきます。
それでは、早速ノコギリで適当な長さにカットしていきます。
斜めになっても全然問題ありません。
次に切った竹をナタか斧で3cm幅ぐらいに割っていきます。
私はたまたま家に斧がありました。なんで斧あったんだろう。。。笑
少し太めに割って次の工程で調整していきましょう。
切り込みを入れて地面に軽く打ちつけることで繊維に沿ってパッカーンと割れます。
◆ノコギリ
シルキー 新ポケットボーイ万能目本体170 170MM 340-18 刃長:170mm|作業工具 大工道具 のこぎり 片刃鋸
◆ナタ
【送料無料 あす楽】金賞 石付海老鉈全鋼 380G|ガーデニング・園芸用品 園芸用品 園芸道具 斧・ナタ
◆竹割器(この道具があれば簡単に竹を割れます)
【送料無料 あす楽】千吉 両手用竹割全鋼刃6割 130mm|ガーデニング・園芸用品 園芸用品 園芸道具 斧・ナタ
削って形を作っていく
ここから削ってナイフの形にしていきます。
ここでは小刀と彫刻刀と使用しましたが、私はアーチ状になった竹板を平面にするのは彫刻刀、形を作っていくのは小刀、というように使い分けをして削っていきました。
小刀だけでも大丈夫です。
素人の私が言うのもなんですが、この工程は不慣れだとケガする危険があるので、刃の先に自分の手を置かないように十分注意してくださいね。
竹は繊維の流れが強いため、曲線を作るには削る向きに気を付けないと繊維に沿って割れてしまいます。
この工程では多少の凹凸やささくれがあっても、ヤスリをかけることでキレイに仕上がりますので、ここでは完璧を目指さなくてもOKです。
◆小刀
千吉 PC小刀 刃部:鋼付|作業工具 切断工具 ナイフ
◆彫刻刀
まるいち 彫刻刀セットL-5|作業工具 大工道具 のみ・彫刻刀 彫刻刀
ドリルで穴をあける
穴をあけている時の写真を撮り忘れたので、後撮りです。笑
持ち手部分に穴をあけ、ちょっとおしゃれなデザインにしてみました。
手動で回すタイプのドリルで、ドリル刃は竹用(5mm、7mm径)を使いました。
竹用ではないドリルでも穴はあけられますが、穴の断面にささくれができたり表面が割れてしまったりするので、キレイに仕上げたい人は竹用ドリルがおすすめです。
◆手動ドリル
SK11 ハンドドリルSH-20 PCハンドル|作業工具 先端工具(ドリル) ハンドドリル
◆電動ドリル(電動ドライバーとしても使えるのであると便利です)
DCM AC100Vドリルドライバー T-DD-2|作業工具 電動工具 電気ドリル
◆竹用 ドリル刃(5mm径)
スターエム 竹用ドリル 5.0MM 601-050 穴あけサイズ:5.0mm|作業工具 先端工具(ドリル) 木工ドリル
ペーパーサンドで仕上げる
仕上げとしてペーパーサンドでやすっていきます。
竹は硬い素材のため、私は粗さ#240のヤスリを使いました。
もっと滑らかにしたい人は#200~#400でやすった後に#800~#1000で仕上げましょう。
この工程でしっかりと仕上げると、一気に完成度が高まります。
やすることで竹の風合いや滑らかさが際立ち高級感が出てきます。
◆ペーパーサンド セット(粗さ#400・#1000・#1500)
SK11 耐水ペーパーミニ タイスイC#セット 粒度:C#400/1000/1500|作業工具 大工道具 ヤスリ・砥石・ワイヤーブラシ サンドペーパー(紙ヤスリ)
油抜きをする
これが最後の工程になりますが、竹に含まれる油を抜く作業です。
竹に油があるの??と思われた方も多いのではないでしょうか。
私も知らなかったのですが、竹というのは油分の多い植物らしく、油抜きをすることで耐久性を高めることと、汚れをとり表面のツヤや光沢感を出すことができるみたいです。
油抜きは、ガスバーナーなどで直接熱を加える方法と熱湯に入れる2つの方法がありますが、
もちろん私は手軽な後者を選び、熱湯にダイブさせました。
苛性(かせい)ソーダを入れると油抜きの効果が高まるそうですが、この苛性ソーダは劇物らしく。。。
私はそんな恐いもの扱えないので、ただの熱湯で油抜きしました。これでも油は抜けます。
20分ぐらい煮出したら熱湯からあげてください。
水分をふき取ると、なんだかキレイになった!、、、気がします^^
ここから数日乾燥させたら完成です!!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
天然素材から作っていくと、その素材の特性を知ることができ、いろいろな学びもありました。
何事も自分でやってみないとわからないことって多いですね。
今回は身近な素材である竹を使ってクラフトにチャレンジしてみました。
また竹や他の素材も使った手作りアイテムを増やしていこうと思います!
それでは!!
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