【格安】素人がDIYで畳をフローリングに張り替える方法

フローリングの部屋 DIY

畳の部屋からおしゃれな洋室へリフォームしたいという方は多いのではないでしょうか。
かく言う私もそのひとりでしたが、少し前に思いきってDIYリフォームに挑戦しました。
ちなみに私は、のこぎりと金づちを少し使えるぐらいの素人です。
(今回も電動工具は使っていません)

私が行った格安DIYにかかる費用・時間、手順などについて、わかりやすく解説しています。

この記事の手順に従ってDIYするだけで、お金をかけず、素人でもおしゃれなフローリングにリフォームできますよ!

畳⇒フローリングのDIYにかかる費用と時間

まずは一番気になるリフォームにかかった費用と時間からお伝えします。

 トータルの費用と時間
費用:3万2000円
時間:8時間

 

リフォームする部屋
・部屋:和室(1階)
・広さ:6畳

使用した材料・費用の詳細

・フローリング材 303mm×1818mm(6枚入) 8,778円×3=26,334円
・角材(下地用) 30mm×40mm×2m(6本入) 1,097円×3=3,291円
・フロアー釘(フローリング用) 38mm(600本入) 328円
・釘(下地用) 6.5mm(32本入) 140円×2=280円
・材料カット代 1カット50円×3回=150円
・畳 廃棄代 1,600円

 合計31,983円

思ったよりも安くすんだのでないかと思います。(最安を目指しましたw)

費用はフローリング材によって大きく値段が変わってきます。
フローリング材は無垢材と複合材があり、値段もピンキリですが、私はリーズナブルな複合材を選びました。
材料は全て近くのホームセンターで購入しています。

ネットでも調べましたが、送料を考えるとほとんど変わりませんでした。

フローリング材の下に断熱材とべニア板を引くと部屋の気密性と保温性が高まりますが、なくても大丈夫です。
費用としては、ざっくりと断熱材10,000円、べニア板10,000円がプラスになります。

使用した工具

金づち かんな
のこぎり ノコギリやすり
くぎ抜き メジャー
釘打ちポンチ(3mm)
※フロアー釘の打込用
定規(1m)
※下地位置に線を引く用

フローリング材はホームセンターの加工室で切断してもらいましたので、電動工具は使いません。
※記事の一番最後に使った道具を紹介しています。

それでは、畳からフローリングに生まれ変わるまでの手順を説明していきます。

終わってから、もっとこうやっておけば良かった、という内容もあったため、そうしたポイントも補足しながら書いていきます。

DIYの手順

DIYの手順

畳を剥がして処分する

畳を剥がすにはマイナスドライバーを畳と畳の間に入れて、テコの原理でクイッとやるだけで畳が浮きます。
あとは浮き上がった畳の底に指をかけて持ち上げるだけです。

畳は可燃ごみとして処分できないため、粗大ごみとして出すか、リサイクル業者、リサイクルセンターなどで回収してもらう必要があります。

私は近くのリサイクルセンターに持ち込み、畳6畳で1800円(10kgあたり200円)で回収してもらいました。
昔ながらの畳だと一枚30kgぐらいあるそうなので、処分するのも苦労しそうですね。

詳しい処分方法については、お近くのリサイクルセンターや業者を調べてみてください。

・畳を外す時はホコリが舞うので、マスクを忘れずに!
・畳はかなり重いので持ち運びの際は腰を痛めないように気を付けてください。
・畳の厚さを確認しておきましょう。(55mm、60mmが一般的)

下地の高さを確認する

畳を外してからは、まずホコリやゴミを掃除しましょう。

掃除をしたらフローリングの下地の高さを確認します。

下地の高さの確認

畳の厚さが55mmだったため、上記のように下地に必要な角材の高さを確認。
これで下地用に高さが40mmの角材があればOKということがわかりました。
フローリングにすることで3mm低くなりますが、全然問題ありません。

部屋の寸法を計測する

購入する材料とカットする寸法を把握するため、部屋の縦横の長さを測ります。

部屋の寸法 畳

下地とフローリングの配置イメージです。

部屋の寸法 下地

部屋の寸法 フローリング

303mmはフローリング材の幅と同じなので、下地とフローリング材を交差させて正方形をつくる感じですね。
部屋の一辺の長さは数mmのズレがあったりするので、隙間なく仕上げたい人はしっかりと採寸しておきましょう。

・採寸するときは始点がズレないように2人いると測りやすいです。
・部屋の4辺の寸法をしっかり測りましょう。

材料の購入する

フローリング材の長さは1818mmで、下記のようなイメージで張っていきますので、
フローリング材が合計で18枚必要になってきます。

フローリング張り方1

フローリング張り方2

ということで、フローリング材(6枚入)を3個、角材は30×40×2000(6本入)を3個購入しました。
私は一般的なのこぎりしかもっていなかったため、買ったついでにホームセンターの加工室でフローリング材の切断(カット①、②)だけやってもらいました。
まとめて切れるので2回のカットだけでOKです。一瞬で美しく仕上げてくれます。
あらかじめ切っておけば、あとは敷いていくだけなので楽ちんですね。

フローリング材の側面には凹凸があるため、カットするときに回転させたりすると凹凸がハマらなくなるので、気にしながらカットしてください。

下地を作る

下地は先ほどのイメージ図のように303mm間隔で釘打ちしていきます。
釘は、角材が高さ40mmのため65mmの釘を使用しました。

注意点として、フローリング材のつなぎ目の下は必ず角材がちょうど乗るように調整してください。
もし下地がうまく乗らないようであれば、つなぎ目の位置に下地を追加してください。

釘を打つ間隔は500mmぐらいを目安にしました。しっかりと固定できていれば大丈夫です。

・下地の壁側の端は5mmほど空けましょう。(ピッタリするとギーギーと床鳴りします)
・フローリング材のつなぎ目(短辺)は下地があるところにしてください。

フローリングを張る

ここからやっとフローリングを張っていきます。ここまでくれば、完成まであと少しです。

フローリング張り方3

フローリング材は側面には上記のような凹凸があり、それをはめ込みながら下地と交差する箇所に釘打ちしていきます。
部屋の端だけはそのままフローリング材の表面に釘を打ちますが、それからは側面の凸の部分に45度の角度で釘を打ちます。
その時、しっかりと打ち込まないと次のフローリング材がハマらないため、釘打ちポンチを使ってしっかりと奥まで打ち込んでください。

フローリング材同士の間が空かないように、毎回端材などをクッションにして金づちで打って詰めて張っていきましょう。

フローリング張り方4

・釘を打っているといつの間にか板と板の隙間が空いていることがあるので、
釘を打つ都度、隙間が空いていないか確認しながら張っていきましょう。
・フロアー釘の角度が浅すぎると、下地に届かないので45度を意識してください。

仕上げ

フローリング張り方 最後1

部屋の端まで張っていったら、最後に半端な長さが余ると思います。

私は電動工具を持っていないので、またホームセンターの加工室の助けを借りましたw
残りの長さを測ってフローリング材をカットしてもらいます。
購入時にカットしなかったのは、フローリング材のはめ込み具合によって多少前後すると思いますので、このカットは最後にやってもらうのがオススメです。

フローリング張り方5

また、最後の残りの部分で5mmほど歪みがあり、私はあまり隙間を作りたくなかったため
少し余裕をもってカットしてから重なる部分をカンナで削って調整しました。
初めてカンナを使いましたが、そんなに難しくなかったです。
かつお節を削るような感じです。あっ、かつお節も削ったことありませんでした。。。

最後の板とてもはめ込むのが難しいため、凹の下部分をカットするとハメやすいです。
私は少し強引やったのでカットしなくてもいけました。

フローリング張り方 最後2

こちらが最後の板を張った部屋の端ですが、我ながら上手くできたんじゃないかと思います。

これでフローリングへのDIYが完成です。畳だった時の大事な写真を撮り忘れたため、
畳を外してからのビフォアーアフターです。(シミ?私には見えませんw)

DIYする前

DIYした後

まだ床を磨いてなかったので、すこし白くなっていますが、キレイに仕上がってます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
はじめは本当にうまくできるか不安でしたが、多少の失敗などがあったものの、やってみると意外にうまくいくものですね。

今回は「いかに安くできるか」を考えてDIYしましたが、木の材質や下地の作りなどは予算に応じてこだわってもいいなと思いました。

もちろんプロに依頼した方がクオリティは高いですが、DIYでリフォームしたフローリングはとっても愛着がわきますよ。私は毎日、床に頬ずりしています(嘘)

畳からフローリングへのDIYをお考えの方、そこまで難しくありませんので、
ぜひチャレンジしてみましょう!!

それでは!!

今回使った工具

・釘打ちポンチ(3mm)

・かんな

・ノコギリやすり

・メジャー

・定規(1m)

・のこぎり

・金づち

・くぎ抜き

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