漆喰とは?漆喰壁にするメリット・デメリット

漆喰壁の部屋 DIY

漆喰ってどんな素材なのか、聞いたことあるけど詳しく知らない人が多いんじゃないでしょうか。

この記事では、漆喰の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説しています。

古くなってきた壁のリフォームを考えている、DIYでおしゃれな部屋にしたい、など
漆喰壁にしたいと悩んでいる方は必見です。漆喰は超オススメです!

漆喰とは

漆喰のお城

漆喰とは、石灰石を焼いて水を加えた消石灰(水酸化カルシウム)が原料で、それに糊や麻を混ぜることで粘り気をもった漆喰が出来上がります。

石灰石は長い年月をかけて隆起したサンゴ礁が石灰鉱脈となって、そこから採掘されます。
それを粉状にしたものが、みなさんも体育などでグラウンドに白線を引くときにつかったあの白い粉ですね。

漆喰がよく使われているところとしては、日本のお城のあの真っ白い外壁です。
昔からずっと使われてきた伝統的な建築材料です。

それでは、漆喰の特徴をメリット・デメリットに分けて説明していきます。

漆喰のメリット・デメリット

漆喰の壁

漆喰のメリット

①調湿性がある
②抗菌性、防カビ性、アレルギー対策
③消臭効果がある
④耐火性に優れている
⑤耐久性が高い、手入れが楽
⑥部屋が明るくなる

それぞれについて説明していきます。

調湿性がある

漆喰は多孔質の構造で表面に微細な穴があるため、湿気が多ければ吸い込み、乾燥すれば空気中に水分を放出してくれます。
部屋の湿度が適度に調整され、結露を防止し、建物の耐久性を高めてくれます。

抗菌性、防カビ性、アレルギー対策

漆喰はアルカリ性のため、殺菌作用をもっています。
この性質のおかげで細菌やカビが発生しにくいです。

アルカリ性であってもカラダへの害はなく、むしろ漆喰は化学物質を含まないため、シックハウス・アレルギー対策としても大変優れています。

消臭効果がある

多孔質な構造と強アルカリ性の性質によって酸性タイプの臭いをアルカリ性で中和し、臭いを消してくれます。
トイレや生活臭、食事の後のニオイが気にならなくなります。

耐火性に優れている

漆喰はほとんど不燃性の素材で構成されているためとても燃えにくいです。
また化学物質を含んでいないため有毒ガスが発生することもありません。

昔のお城に漆喰が使われていたのは、火事からお城を守ることができるというのが大きいですね。

耐久性が高い、手入れが楽

漆喰は気硬性素材といって何十年と長い年月をかけて硬化していく性質をもっているため、耐用年数としては100年を超えます。
江戸時代からあるような歴史的な建造物が現存していることからも、その耐久性が高いことがわかりますね。

また汚れたり、キズが付いたりしても、その上から漆喰を塗れば補修できるので、手軽に自分でメンテナンスできます。

部屋が明るくなる

漆喰の成分である炭酸カルシウムの結晶が光を乱反射させるため、少しの光量で部屋が明るくなります。
明るく真っ白な壁は気持ちの良く気分も明るくなります^^

漆喰のデメリット

ひび割れの可能性がある

先ほど書いている通り、漆喰は時間が経過するとともにどんどんと硬くなっていきます。
外壁の場合、季節や天候、天災などの影響を受けてひび割れおそれがありますが、内壁であればすぐにひび割れることはありません。
ひび割れしたとしても上から漆喰を塗れば簡単に補修できます。

クロス(壁紙)よりもコストが高い

漆喰は、壁に糊で貼るだけのビニールクロスに比べると手間とお金がかかります。
業者に依頼した場合、一般的なクロスの張り替え費用は1,000~1,500円/㎡に対して、漆喰は4000~8000円/㎡とクロスに比べて4~5倍の値段がかかります。
例えば6畳の部屋(30㎡)の場合だと、クロスは3~4万円、漆喰は12~24万円かかることになります。

但し、DIYで漆喰を塗る場合は、6畳でも1万円以内でリフォームできます!
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【格安】素人がDIYで漆喰壁にする方法!費用や手順を解説
できるだけ安く漆喰の壁にリフォームする方法を知りたいですか。素人が特別な機材などを使わずにDIYする方法をわかりやすく解説します。あまり費用はかけたくないけどおしゃれな部屋にリフォームしたいという方は必見です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

漆喰は本当にたくさんのメリットがあります。
漆喰壁にすると部屋がパッと明るくなり、オシャレな部屋に生まれ変わります^^

部屋のリフォームを検討中の方は、漆喰壁にしてみてはどうでしょうか。

それでは!!

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